こんにちは。四天王寺南門前の内科クリニック、医療法人慈洋会赤垣クリニック院長、赤垣洋二です。2024年の冬、マイコプラズマ肺炎、新型コロナウイルス、そしてインフルエンザの3つが同時に流行する「トリプルデミック」が懸念されています。これらの感染症はそれぞれ異なる特徴を持ちますが、同時流行のリスクが高まると、多臓器への負担や重症化のリスクが増大します。当院では、各感染症の検査体制を確立し、適切な治療を提供し、重症化を予防する取り組みを強化しております。
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は、特に子どもに多く見られる呼吸器感染症で、せきや発熱が主な症状です。「歩く肺炎」とも呼ばれるように、軽症のまま移動して感染を広げる可能性があります。
新型コロナウイルスとインフルエンザ
一方で、新型コロナウイルスやインフルエンザは、倦怠感や喉の違和感、発熱が特徴です。特に昨シーズンにインフルエンザにかかった人は、熱が出ないケースもあるため、感染に気づかずに周囲へ広げてしまうリスクがあります。
早めの医療機関受診と適切な早期治療が重症化を防ぐのに重要です。