こちらは、慢性腎臓病(CKD)のリスクを簡易的に確認できる【セルフチェックシート(10問)】です。(詳細版もご用意しております。)患者さんやご家族が日常の中で気づきやすい症状や背景をもとに構成しています。医療機関での診断の代わりにはなりませんが、受診のきっかけづくりになれば幸いです。
📝 慢性腎臓病セルフチェックシート(簡易版)
以下の10項目に「はい」「いいえ」で答えてください。「はい」が多いほど、腎臓の検査を受けることが推奨されます。
- □ 健康診断や血液検査で「クレアチニン値が高め」と言われたことがある
- □ 尿検査で「蛋白尿」や「微量アルブミン尿」が出たことがある
- □ 高血圧(収縮期140以上/拡張期90以上)または降圧薬を服用している
- □ 糖尿病または血糖値が高めと診断されたことがある
- □ 最近、尿の量が減った/色が濃い/泡立つなどの変化がある
- □ 顔や足のむくみが気になることがある
- □ 疲れやすく、息切れやだるさを感じることが増えた
- □ 40歳以上で、メタボ・脂質異常症・喫煙習慣がある
- □ 家族に腎臓病・透析治療を受けている人がいる
- □ 健康診断を1年以上受けていない、または腎機能の検査をしたことがない
✅ 判定の目安
- 「はい」が0〜2個:現時点でのリスクは低めですが、年1回の尿・血液検査をおすすめします
- 「はい」が3〜5個:腎機能の低下が始まっている可能性があります。医療機関での検査を推奨
- 「はい」が6個以上:慢性腎臓病のリスクが高い状態です。早めに腎臓専門医の診察を受けましょう