四天王寺南門前にある内科クリニック、医療法人慈洋会赤垣クリニック院長、赤垣洋二です。感染症を疑う症状がある患者様は、感染拡大防止のため、事前に電話でのご予約をお願いします。国内でエムポックス(サル痘)陽性が認められました。当院でも、感染状況把握のため、大阪府の感染状況を記録させていただきます。
サル痘の初期症状も簡単ではありますが、まとめます。
潜伏期間は7日~14日(最大21日)
・発熱 ・悪寒 ・頭痛 ・筋肉痛 ・倦怠感 ・リンパ節の腫れ ・発疹
最大の特徴は発疹ですので、発疹の症状経過は以下の通りです。
※発熱から1日~3日で出現することが多い
初期:紅斑(赤み)・顔から始まり体幹部へ広がる
中期:丘疹 → 水疱 → 膿疱※水ぶくれ状になり、かゆみや痛みを伴うことも
後期:痂皮(かさぶた)※最終的に自然にはがれ落ちる
※発疹は皮膚だけでなく、口腔・陰部・結膜・角膜にも現れることがあります
他感染症は、前週に比べ、
●新型コロナウイルス(上昇):(1医療機関あたり)5.69人
●感染性胃腸炎(上昇):(1医療機関あたり)3.85人
●インフルエンザ(上昇):(1医療機関あたり)0.36人
●百日咳(変化なし):(大阪府報告:9月1日~9月7日)55人
●エムポックス(サル痘):(大阪府報告:9月1日~9月7日)0人
新型コロナウイルス陽性の患者様が増えております。強い喉の痛みを感じている方が多い印象です。長引く咳のを症状を訴える患者様が増えております。下痢、嘔吐の症状が強い方も増えております。症状がある場合は、早めの医療機関受診をお勧めいたします。たくさんの感染症が同時流行しています。