ヒートショック対策と予防法
こんにちは。四天王寺南門前にある内科クリニック、医療法人慈洋会赤垣クリニック院長、赤垣洋二です。最近、ニュースでも話題になっている【ヒートショック】について、当院にも受診の問い合わせが増えております。
ヒートショックを予防するためには、以下のポイントを意識することが重要です:
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室内環境の調整
- 脱衣所や浴室を適切な温度(22℃以上)に保つ。
- 入浴前に浴室暖房を使う。
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入浴の工夫
- お湯の温度は40℃以下に設定。
- 長湯を避け、10分以内を目安にする。
- 湯船に入る前にかけ湯をして体を慣らす。
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家族の協力
- 高齢者が入浴中は声かけや見守りを行う。
検査が予防の鍵
心臓や血管の状態を事前に把握しておくことが、ヒートショックのリスクを減らす大切なステップです。
推奨される検査
- 血圧測定: 入浴前後で血圧の変動を確認。
- ホルター心電図検査: 心臓の動きに異常がないか確認。
- 動脈硬化検査: 血管の硬さや詰まりをチェック。
これらの検査で異常があれば、医師と相談して生活習慣の改善や治療を進めることが重要です。
当院では、必要な検査を受けることが可能です。
ヒートショックを防ぎ、安全な冬を
冬の入浴は心身をリフレッシュする大切な時間ですが、安全対策を怠ると命に関わる危険があります。自分や家族の健康を守るため、環境を整えるとともに、定期的な健康チェックを心がけましょう。体調や持病に不安がある方は、医師に相談して適切なアドバイスを受けてください。