インフルエンザ時の解熱剤使用のポイント
こんにちは。四天王寺南門前にある内科クリニック、医療法人慈洋会赤垣クリニック院長、赤垣洋二です。
当院でも陽性患者数が増加しているインフルエンザ時に使用する解熱剤について、使用する種類には注意が必要なものもあるのでお知らせいたします。
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使用を避けるべき薬
- アスピリンやその類似物質。
- メフェナム酸など、腎臓や肝臓への負担が強いNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)も注意が必要です。
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推奨される薬剤
- 一般的に使用される解熱剤としては、**アセトアミノフェン(商品名:カロナールなど)**が推奨されます。
- アセトアミノフェンは他の解熱鎮痛薬と比べて安全性が高く、特に肝臓や腎臓への影響が少ないため、幅広い患者層に使用可能です。
- 一般的に使用される解熱剤としては、**アセトアミノフェン(商品名:カロナールなど)**が推奨されます。
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使用の注意点
- 高熱が続く場合でも、解熱剤の連用や過剰摂取を避ける。
- 体温を完全に下げることを目的とせず、体調を整えるために使用する。
医師の指示が最優先
インフルエンザ脳症の可能性がある場合は、自己判断で解熱剤を使用せず、必ず医師に相談することが重要です。特に高齢者の場合は基礎疾患や体力低下の影響で副作用が顕著に出る可能性があるため、医師が適切な薬剤や投与量を判断します。
インフルエンザ脳症は迅速な対応が求められる疾患です。治療中の解熱剤の使用については、医師の指示を仰ぎ、注意深く対応してください。